日本監査研究学会

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過去の会長挨拶
2004年4月

会長 八田進二(青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科)

このたび、関係者のご努力により、日本監査研究学会の正式ホームページを開設する運びとなりました。今後は、会員の皆様に、より有用かつ最新の情報をお届けできるとともに、当学会の認知度を高めることができるものと大変うれしく思っております。
そこで、ホームページの開設に当たりまして、会長としてのご挨拶と、今後、学会が目指すべき方向性の一端について述べさせていただきます。

l.日本監査研究学会の活動
当学会は、「監査研究の推進および監査研究者の相互の交流を図ること」を目的に、昭和53(1978)年5月に80名の会員によって創設された、わが国における唯一の監査研究者の集まる組織です。創設後26年目を迎えた現在、会員数は、すでに430名を超えるほどになっており、わが国の監査研究および監査教育等において極めて大きな役割を担ってきているところです。学会での年度の活動としては、全国大会と東および西に分割した部会での研究報告、学会刊行物として、リサーチ・シリーズ(従来は、研究シリーズ)としての研究叢書および学会誌『現代監査』の発行等があり、監査研究の向上と監査教育の啓蒙等に幅広く貢献してきているところです。こうした監査に係る情報の発信を強化するために、今後はよりいっそう広報活動を強化したいと考えています。

ll. 国際的に通用する学会を目指して
「経済活動あるところ会計あり」そして「会計あるところ監査あり」と解するならば、監査については、経済活動そのものともいえる会計実務と遮断した立場で、研究ないし教育に関わることは元来ありえないことであるといえます。それにもかかわらず、わが国の場合、監査にかかわらず、多くの社会科学の学問領域において、研究と実務ないし実践との間の垣根は高く、いずれの立場にあっても、互いに密接な連携プレーをとる方向にはないように思われます。
しかし、ひとたび国際社会に目を転ずる時、少なくとも会計および監査に関する専門知識を有するとともに、こうした会計および監査の領域で重要な役割を担う人々にあっては、研究であれ実務であれ、いずれも共通の土俵に立って、それぞれの問題ないし課題に取り組むといった姿勢が顕著に見られます。監査という行為が、経済社会における重要なインフラを成すものであるとの理解が得られるのであれば、こうした双方向的な対応は自然の流れだと思われます。今や、当学会においても、本来の役割を再確認した上で、監査の社会的な機能ないし意義等について、広く啓発するような取り組みを早急に始めるとともに、監査研究・教育と監査実務との連携を深めることで質の高い監査研究者および教育者、さらには公認会計士を養成することが焦眉の急に思われます。

lll.今後の具体的な課題
既にご承知のとおり、今、会計および監査とそれを取り巻く環境は、内外ともに、激しい変革の渦中にあり、監査研究および教育、ならびに監査実務に関わりを有するわれわれにとりましては、まさに、わが国監査制度始まって以来の、厳しい試練の時期にあるのではなかろうかと思われます。健全かつ公正な資本・証券市場の確保と透明性の高い情報発信を支えるとともに、社会の人々の監査に対する正しい理解を得ることの出来るように、皆様の限りないお力添えをお願いいたします。
なお、与えられました会長としての任期中に取り組むべき種々の課題等につきまして、広く会員の皆様の声に耳を傾けながら、理事の皆様のお力添えを戴きながら、真摯に取り組んでいく所存ですので、会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。
何分にも、浅学非才の身ですが、伝統ある当学会の発展に向けて、微力を傾ける所存でございます。 つきまして、会員および準会員の皆様の絶大なるご支援とご指導を賜りますよう、心からお願い申し上げる次第です。何卒宜しくお願い申し上げます。

2004年4月

 
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